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　遠い昔パピトラ女帝とイスミルの儚い恋の物語。王国の掟に阻まれ、息子の地位を守るため別れることになった二人は、その想いを手紙にしたため送りあった。そんな二人にはある願いがあった。それは、リュート港の桜を一緒に見ることだった。その願いが叶い、二人で甘い時間を過ごしたが、幸せの最中、パピトラを一本の矢が狙った。しかしその矢は彼女にあたることなく、庇ったイスミルを射抜いた。その後、彼女と彼の友人により彼の永訣と愛を称える式が行われた。それは後世にお花見として受け継がれている。

お花見の由来よりあらすじ

桜

それは、愛を象徴する木

 浪漫に満ち、喜びを分かち合った盈盈一水の愛

最期に咲いた赤い花、それもまた愛の花に他ならなかった

恋人の愛、親子の愛、友情の愛、尊敬の愛

儚く散ることあれど、決してこの世から無くならない愛

愛の強さを語るにふさわしい物語

そんな物語から私は生まれた

二人の愛により存在を得た私は、その物語のすべての愛により

現世に姿を持って現れることができるようになった

二人の物語から生まれた伝統を広め、世界に愛を広げるため私はひとつ計画を立てた