種族
▼種族
個性的な4つの種族
【人間】
人間はルミオスの世界で最も適応力に優れ、その人口も多く過酷な世界で生き残ることができます。
◆種族間戦争
エルベンの歴史資料によると、人間はカンパーニャの近くに最初に姿を現したそうです。
当時、この地域には既にオーク族が住んでいました。
オーク族は自分たちの土地を守るため、人間であれば全て殺してきました。
時間が経つにつれて人間が脅威ではないと知ったオーク族は、人間の小さな集落を探し回り、蹂躙しました。
適応力に優れた人間は、これに対抗するために数を増やし、より大きなグループに成長し、狩りなどの活動も活発になっていきました。
自らを守るためのより良い方法を模索している人間たちは、要塞を建設し始め、これが都市の始まりになったとされています。
これらの都市は防衛能力を備えた拠点となり、その地域の活動範囲を広げるための足掛かりを築いていきました。
人間は壁の中で安全に過ごし、急速に繁栄しやがて集団の規模がオーク族よりも大きくなりました。
彼らは、桁違いの戦力でオークたちの脅威を追い出し、しばらくの間ますます栄えました。
しかし互いの種族は争いを深め、第二次種族戦争にまで発展しました。
今は人間同士が争い、征服を繰り返しています。
戦争は最後の一人になるまで続き、現在旧帝国と呼ばれる都市になりました。
◆旧帝国
戦争時に連合した人間たちは、豊かな知略を駆使して、広い道路、水路、貿易の中心地を建設し、帝国を劇的に広げてゆきました。
また種族間の取引を活発にし、古代エルフから魔法を学び、代わりに人間社会の基盤を構築するための技術を提供しました。
加えて人間はループス族に穀物などの食料や飲料を提供し、引き換えに高級な毛皮と肉などの食料を獲得しました。
◆ナイトスフィア
人間は先天的な闘争本能により、時間を経るにつれますます多くの権力を求めるようになりました。
そして禁忌とされたエルフたちの魔法を通じて、より大きな力を持つことができると気づきました。
人間たちはナイトスフィアで未知の魔法を使用して異なる次元の門を開こうとしましたが、その目論見は失敗に終わりました。
大地震がその地を揺るがし、大陸は焦土と化しました。
これは、「ニグラ・トゥリス」として知られています。
【ループス】
ループス族は自然を愛する平和な種族ですが、それと同時に勇猛な戦士の血が流れる生まれながらの戦士でもあります。
以前までのループス族は今のように獰猛な戦士ではなく、とても長い間他の種族との交流をせず、自分たちだけの社会を形成して暮らしていました。
しかし「ニグラ・トゥリス」によって次元の扉が開き彼らの種族は大きな被害を受けました。
容赦のない殺戮の前でループスたちの絶望は怒りに変わり、憤怒のまま敵陣に乗り込んだ彼らの斧は、血に染まることとなり、人間的な穏やかさは永久に失われました。
戦争で勝利を治めた後、ループスたちは静かな彼らの森へ帰りました。
しかし、平和に対する彼らの考えはそれまでとは異なっていました。
平和はいつでも失われるということを知り、その手を血で染めない限り脅威に対抗できないことを悟ったのです。
そしてループス族はその個性的な外見によって他種族からの警戒の対象になりましたが、時が経つにつれ彼らの善良さは人々に知られることとなり、信頼を受けるようになりました。
【エルフ】
かつては不滅の存在だったエルフの種族は、平和な日々を送っていました。
しかし、「ニグラ・トゥリス」の悲劇以降、彼らは生きるために他の種族と力を合わせなければならなくなったのです。
◆エンシェント・エルフ
エルフは現存する種族の中でも最古にあたる種族です。
リリアンテスの木の保護を受けながら、芸術、音楽、魔法の研究に没頭し、平穏な日々を過ごしてきました。
不滅の存在であったエルフはその種を増やす必要性を感じず、小規模な集団をつくっていました。
◆人間との交わり
一部のエルフたちは、他の種族たちと平和な関係を築くため、旧帝国と手を組み、人間との関係を深めるために魔法の技術を提供しました。
しかし、その寛大さが彼らを没落に追い込むことになったのです。
貪欲な人間たちは、エルフの高位魔法を欲しました。
◆燃える木
ある日人間の魔法学者たちは、禁忌の魔法を偶然発見しましたが、これが「ニグラ・トゥリス」を呼び寄せる原因となりました。
「ニグラ・トゥリス」に対抗するなかでリリアンテスの木を焼失し、これによりエルフたちの不滅性は完全に消え去りました。
◆新しいエルフの生き方
「ニグラ・トゥリス」以降、エルフたちは不滅ではなくなり、その人口を急激に増やしました。
彼らはリリアンテスの木を治癒する方法を探すために故郷を離れ、その後数世紀の間大陸の各地に散らばって新しい環境に適応し、多様な集団を形成するようになりました。
【マスク】
最高の革新家
大陸の外からやってきたマスクは、ルミオスで最も短い歴史を持つ種族です。
彼らは時代を先取りする多様な技術を持っています。
コンパス、蒸気機関、飛行船を含む多くの技術もまたマスク達によってもたらされました。
さらに彼らは、星の動きを測定して航海する方法を最初に発見したりもしました。
マスク達はルミオスの社会に完全に溶け込み、世界中の銀行や資源を管理する役割を担い、その才能はいくつかの政府の技術を発展させ政治を管理するのに役立てられました。
◆マスク族の到来
過去の文献によると、マスク族が大陸に足を踏み入れたのは、彼らの乗る飛行船がその地に墜落したことがきっかけだとされています。
彼らは飛行船の墜落直後、種の安全のため故郷に関する全ての文献や記録を破棄しました。
そのため、マスク達のそれまでの歴史については情報がはっきりと残っていません。
戦争の真っただ中だった他の種族たちは、マスク達がルミオスに現れたことに気づきませんでした。
それは彼らマスク族たちにとってはまさに幸運でした。
マスク達は創意的で先進的な性分から、新しい環境に素早く適応していきました。